土井鋼材が追及し続ける
「利便性」
武器となる即納力は、
会社が築き、社員が支え、
顧客の喜びに変わる。
創業70年を迎える土井鋼材は神奈川県を中心に関東全域、中部・東海、福島、新潟へと事業を展開し、
鉄鋼流通業界では「知らない人はいない」存在。そんな土井鋼材の「本当の姿」を知ってもらうために、
土井修一社長、土井穣取締役業務部長、石井取締役本部長の経営陣に会社のこれまでとこれからについて語ってもらいました。
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従来の「大量生産」にこだわらない。
顧客の利便性を徹底的に追及する。
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- 石井
まず、多くの方に知ってほしいのが土井鋼材の「利便性」を徹底的に追及した事業展開ですね。この点が他の業者と大きく異なります。その利便性の一つの到達点が「お客様が欲しいものを、欲しいときに欲しい数だけ提供する」という体制づくりなんです。
- 土井
実際は、石井くんの言葉をもう少し具体化して「お客様に1時間以内にお届けできるエリアをつくる」という方針で進めています。これには創業者の「鉄は重い、近ければお客様は便利を買ってくれる」という信念が引き継がれているんです。実際に各地には3代に渡ってお付き合いしてもらっているお客様がたくさんいらっしゃいますから、やはり「売りっぱなし」ではなく便利に使い続けてもらうことが大事なんだと実感していますよ。
- 土井穣
土井鋼材が「業界のコンビニ」になるために必要なのは、鋼材そのものではなく徹底した顧客志向のもと「どう売るか」を突き詰めなければなりません。だからこそ、私たちは小口化・多頻度化・短納期化を実現するために、全拠点自社加工設備が整ったドミナント・多店舗展開を続けているのです。自社のネットワークを活用すれば、各拠点の能力も大きく向上するのでよりお客様に寄り添った提案などができるようになるでしょう。
- 石井
最近は大工場が海外に移転することも増え、業界ではますますお客様と工場の距離が遠くなり、求める納期や量に合わせて納品することが難しくなりつつあります。このような潮流のなか、地域密着を実現してお客様に「便利だ」と思っていただけることで、存在感を発揮していきます。
- 土井
コンビニにはお菓子、雑誌、飲み物、惣菜など色々ありますよね。私たちは、まさにその環境をお客様の地域に創りたいんですよ。例えば、即納力を向上できれば部品の在庫や納期が原因のお客様の失注を減らすこともできるでしょう。私たちの使命は、お客様のビジネスや利益に貢献することですから。